がん治療

診療科目 頭頸部がん共同医療チーム
診療内容 (1)    口腔がん・鼻咽頭がん担当による連合医療チーム。

(2)    特徴:

  1. 鼻咽喉科、顎顔面口腔外科、腫瘍内科、放射線腫瘍科で週に一度の多専門共同医療チーム会議を開き、さらに病理科と画像診断科をコアメンバーとして、栄養科、核医学科および整形外科をノンコアメンバーとして加えています。
  2. 歯科と耳鼻咽喉科は別々に治療を行うのが一般的ですが、当院の大きな特徴として、顎顔面口腔外科と耳鼻咽喉科が協力し、口腔がん、鼻咽頭がん、下咽頭がんやその他頭頸部のがん治療に力を合わせます。
  3. 当放射線腫瘍科は2008年に台湾中部地区で初めて放射線がん治療機「トモセラピー」を導入し、口腔がん等のがん治療において地域社会へ貢献しています。
  4. 口腔がん治療のスペシャリスト黄裕峰を筆頭に、Foscanを用いた口腔がんの光線力学的療法を行います。
  5. 今後頭頸部がん連合医療チームには、総合的な医療サービス提供のほか、当院の治療実績の研究発表、口腔がん患者の生存率向上等、いっそう重要な役割が期待されます。
医療チーム
  1. チームの中心である顎顔面口腔外科、耳鼻咽喉科、腫瘍内科、放射線腫瘍科、画像診断科、病理科の31名がメンバーです。
  2. 教授:2名/准教授:6名/ 助教:3名/講師:2名。
診療科目 乳がん医療チーム
診療内容 (1)    乳腺外科、放射線腫瘍科、腫瘍内科、画像診断科、病理科を中心としたチームです。

(2)    特徴:

  1. 定期的に開く症例検討会で、乳がんの診断・治療に関するコンセンサスを得た上で、医的症例管理者が患者さんに総合的・継続的なケアと定期的な経過観察を行い、乳がんの治療とケアの品質を向上させます。
  2. 当院では2007年12月から乳がん検査の全面デジタル化を実現し、より鮮明なマンモグラフィ・乳腺エコー画像により、ステージ0やステージ1の乳がんを発見しやすくなりました。また、MRI(磁気共鳴装置)の導入により手術経験者または乳房再建手術経験者に対する診断もより精確になりました。
医療チーム (1)    乳腺外科、腫瘍内科、血液腫瘍科、放射線腫瘍科、画像診断科、リハビリテーション科を中心としています。

(2)    教員:准教授1名、助教1名、講師3名。

診療科目 婦人科がん共同医療チーム(子宮頸がん、卵巣がん、子宮体がん、その他の婦人科腫瘍)
診療内容 (1)    産婦人科、放射線腫瘍科、血液腫瘍科、病理科、画像診断科とホスピスケアチームによる共同医療チームです。

(2)    特徴:

  1. 産婦人科、放射線腫瘍科、血液腫瘍科、病理科、画像診断科とホスピスケアチームで、週に一度の多専門共同医療チーム会議を開いています。
  2. 専門医ごとに異なる治療を行う一般的な病院とは異なり、当院では総合的なケアを行います。各診療科の専門スタッフが共同で診察を行い、患者さんに最も適切な治療法を考えます。
  3. 台湾の国家政策に従いがん登録およびがん患者の経過観察に協力することで、社会貢献や最新の検査結果の情報提供を行っています。
  4. 台湾の衛生福利部(厚生労働省にあたる)国民健康署のがん検診・治療サービス計画に協力し、院内・院外で子宮がん検診推進活動として、30歳以上の性交経験者の女性を対象に、無料の子宮がん検診(細胞診)を実施しています。また、精密検査で前癌病変を発見し、侵襲性の強い子宮頸がんの発生率低下を目指します。
医療チーム
産婦人科部門婦人科がん科 曾志仁/陳進典/王博輝/林隆堯/鄭義銅/沈煌彬(医師)
産婦人科部門チーフドクター

専門看護師

画像診断部

腫瘍内科

病理科

放射線腫瘍科

がん予防センター

子宮頸がん検診室(細胞診)

楊基正/李嘉雯 (医師)

許惠雯/陳羿儒 (看護師)

黃馨慧 (医師)

黃偉俢 (医師)

韓志平/賴銘淙 (医師)

周英香 (医師)

張曉君 (医的症例管理者)

黃敏菁 (看護師)

 

診療科目 大腸がん・直腸がん専門医療チーム
診療内容 (1)    米国National Comprehensive Cancer Network (NCCN)のガイドラインを元に当院の治療コンセンサスステートメントを策定したほか、二週に一度の多専門共同医療チーム会議や、各分野の専門家を招いた大規模シンポジウムで関連するがん治療について議論することで、当院の大腸がん患者さんに対する医療品質のさらなる向上を目指しています。

(2)    腹腔鏡下手術(Laparoscopic colectomy)というスコープ、モニター、光源やその他の特殊器具を使って行う手術を行います。

(3)    一般的な開腹手術と比べ、出血量が少ない、傷口が小さい、術後疼痛が軽い、治りが早い、手術による合併症を減らせる等のメリットがあります。

(4)    術後の補助化学療法と分子標的治療には、病理科でKRAS遺伝子検査を行うことができ、一人ひとりの患者さんに合わせた治療が可能です。

医療チーム (1)    大腸肛門外科、消化器内科、腫瘍内科、血液腫瘍科、放射線腫瘍科、画像診断科を中心としています。

(2)    教員:教授1名、准教授2名、助教2名、講師2名。